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トータスマミーの独り言


by dmm8649

マミーの不思議な旅・・・・・6 その三

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保存会の方々とおであいした神社の入口脇に そんなに古くはなさそうだが
大国主命が祭られていた。 どのような関連性があるのか 殆ど知識の無い私に
とって いなばの白兎をおもいだすばかりという単純さながら きっと 親しまれた
神様なのだろう。

この保存会の方々は いわば 徳島県にとっては とても有り難い方たちだった。
天皇のご即位の時に 宮中に届けられる麻布(あらたえ)は 代々 徳島県の
三木家から 育て 製麻をし 特別に選ばれた女性によって 布に織り上げられ
はるばる 一隊を組んで 東京の宮中に届けられ このたびの 平成天皇ご即位時にも
その伝統は 守られた。 でも 常時 麻は育てられてはいなくて その御世の変わる
可能性の出てきたときのみ育てられた。 常時育てることは 御世の変わる事を待つようで
はばかられる という気使いによると伺った。 「あらたえ」を必要としたとき その種を
三木家に運び 作業を助けたのが こちらの 伊勢神宮直納の保存会の方達だったのだ。
それを更にさかのぼれば この麻の種が こちら方面にもたらされたのも 阿波忌部氏の
別れである 房総半島にかつてたどりついた人たちによると 考えられているそうだ。
三木家の畑地は 麻の育成にとって 理想的なところだと伺った。
風は吹き荒れず 穏やかで 山間に 霧のたちこめるような 湿潤さがあり のびやかに
まっすぐ育つ麻・・・・それが 赤ちゃんへのすこやかな成長を祈る思いにつながり
昔の産着は 麻模様だった・・・・。

行きかえりの車の中でも 実に面白い 歴史にまつわるお話を それぞれの方たちから
伺えた。 私は とにかく 知らない事ばかりで 年ばかり重ねて無知もはなはだしいが
色々学び 考えさせられる事が多くて 本当にありがたかった。

たとえば 日本人のルーツ・・・・・。
日本人ほど みごとな 混血は 無いかもしれない。
大昔 縦長の日本列島・・・アリューシャン列島やオホーツク海を渡ってきた人々・・・
遠くケルト等から渡ってきた人々の足跡もあるそうで・・・・。 
確かに あの はにわ さえも 様々な風貌をただよわせている・・・・・。
古代から さまざまな 文化が 様々な形で交じり合った所 それが日本なのだろう。  
現在 島国で 単一民族で 外敵から守られ 平和この上ない国とされている 遺伝子や
血液の中に あらゆる民族の痕跡があるという可能性は なんと 素敵な事だろう!!
八百万の神道はじめ さまざまなものを 消化吸収しやすい民族性は 実は この列島を
北上 南下 東西混交して 長い長い歳月の間に 自然に培われたものなのかもしれない。 
by dmm8649 | 2008-09-18 01:37